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梅光学院大学 The Learning Station CROSSLIGHT
Baiko Gakuin University The Learning Station CROSSLIGHT

教育施設 School

山口県下関市に位置する梅光学院大学の新校舎建設プロジェクト。
インターオフィスは、すべての家具のコーディネート(既製品家具)、デザイン(造作家具)、施工を担当した。
大学改革の一環として計画された新校舎は、従来のような画一的な教育ではなく、体験や経験を重視した新しい教育ができる場所として計画されている。
1Fは地域に開かれたカフェレストランと、フリーアドレスオフィスから構成されている。フリーアドレスオフィスでは、職員だけでなく、先生たちも一緒に働く場所として計画されており、職員と教員が協働して学生を育てていくという、この大学の理念が反映されている。個人の研究室の代わりに、教員ひとりひとりに専用の本棚を割り当て、オープンライブラリーとして、各教員の個性が表出する仕掛けを家具で実現している。また、働き方によって場所を選択できるように、カウンター席やブース席、キッチンなど、様々な場所を家具によってつくりだしている。
2Fは、4つのガラス張りの教室(スタジオ)と、それらをつなぐ動線空間から構成されるが、ホワイトボード仕上げの壁やプロジェクターを利用して、いたるところで授業や学習活動が行えるようになっている。全部で365脚のイスがあり、すべて違う種類のものにしている。様々な個性を持つ学生が集まる場であることを家具の在り方としても表現し、毎日違うイスに座って楽しめるという付加価値をつけた。テーブルは40cmをモジュールとした4種類の大きさを用意し、様々な組み合わせができるようにした。365種類のイスと、4種類のテーブルは、積極的に動かして使うことを意図しており、フロア全体が大きな教室のような使われ方をすることをイメージしている。
3Fは、建築に近いスケールの固定的な家具を多く計画し、場所の特性をより家具で強めていくような計画をしている。使い方を限定せず、様々な使い方を持続的に発見していけるようなデザインや、背もたれにも座れたり、床に文字が書けたりと、よりフィジカルで遊び心のある使い方ができるようにした。また、「リンゴ箱」と呼ぶ簡素な木箱を散りばめ、組み合わせによってイスやテーブル、カウンターなど、様々な使い方ができる「道具」のような要素も取り入れた。
外周部には、テラスやバルコニーが巡り、動線空間としても機能しつつ、ゆったりとしたベンチとテーブルが置かれた、居心地の良い場所も作られている。
新しい学習・教育環境をつくるため、建築だけでなく、家具においても様々な試みを行っているが、これからそれがどのように使われ、どのような効果を生むのか、我々も見守っていきたいと思っている。

オフィスデザイン・スペースデザイン インターオフィス

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  • 新校舎建設プロジェクト
  • 建築設計:小堀哲夫建築設計事務所
    家具設計・施工:インターオフィス
  • 山口県下関市 / 3850㎡
  • 2019
  • new campus project
  • Architecture Design: Tetsuo Kobori Architects
    Furniture Design& Construction: inter.office
  • Shimonoseki, Yamaguchi / 3850㎡
  • 2019
  • 撮影:長谷川健太

  • Photo: Kenta Hasegawa

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    このプロジェクトの動画が公開されています。
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    また、新校舎のサインデザインが、日本サインデザイン協会の銀賞を受賞しました。
    詳しくはこちらをご覧ください。

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