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Career Interview

Construction
M.G

速く丁寧に、現場を完成させていく。 自身も存分に、ものづくりを楽しみながら。

インターオフィスが生み出す空間は、施工部スタッフの技術があってこそ成せるもの。入社20年超のベテランであるM.Gは「施工の面白さは、どんどん増している」と言う。

とにかく、手を動かすのが楽しい。組み立て慣れた家具にも、初めて見る家具にも、それぞれに違った「向き合う喜び」がある。そんな熟練のスキルと風通しのいいチームワークに支えられながら、彼は今日も挑戦を続けていく。

取り扱う家具やスタッフに、憧れた

高校を卒業して最初に選んだのは、印刷工場の仕事でした。人と話すことがあまり得意でなかったため、作業に没頭できる環境がいいと思ったからです。でも、数年働いたあと、新しいことにチャレンジしたい気持ちが芽生えてきて……興味を持ったのが、家具や雑貨の世界でした。
じつはそれ以前から、インターオフィスのショップに訪れては、いろんな家具を眺めていたんです。「いつかお金を貯めて、こんな素敵なテーブルが買えたら」と夢見てしまうような商品や、かっこよくて憧れるショップスタッフさんが、そこにはたくさんいました。だからこそ求人を見つけたとき、すぐに応募をしたんです。

募集がかかっていたのは、施工課。まったくの未経験だったけれど、採用してもらえました。
施工は、お客様が購入された家具を現地に運び、組み立てや設置を行う仕事です。はじめのうちは先輩と二人一組で現場を回り、業界の基礎知識や組み立てのコツなどを丁寧に教えてもらいました。何もわからなくて不安ばかりだったけれど、その温かい環境があったから、いいスタートダッシュを切れたのだと思います。

そして、施工の仕事は、現場を踏めば踏むほど成長できる。入社10年目くらいで担当したカーディーラーの案件では、納品する家具をトラックに積んで、同僚と一緒に全国各地の事業所を回りました。
1現場につき3泊4日ほどをかけて、どんどん物を納めていくんです。重量があったり、組み立ての調整がシビアだったりする什器が多く、現場が終わるたびに疲労困憊でしたね。でも、各事業所の環境に合わせてたくさんの家具をうまく納品していく経験は、大きなスキルアップになったと感じます。

勤続20年。でも、施工の面白さは増すばかり

施工課の使命は「スマート&クール」。いつも落ち着いて正確かつスムーズに、すばやく納品を進めたいと考えています。

家具を購入されたお客様は、その日の到着を心待ちにしていたはず。そこで私たちが雑な仕事をしてしまったら、せっかくの期待や喜びが台無しになってしまいます。作業時に傷をつけないため、壁や床を養生して守ったり、工具を家具の上に直接置かないようにしたりするのは、基本。加えて、お客様を不安にさせる瞬間がないよう、つねにスマートな立ち居振る舞いを意識しています。

入社から20年が経つけれど、施工の面白さは増すばかり。昔から図工やものづくりが好きだったこともあって、とにかく手を動かすのが楽しいんです。
インターオフィスは取り扱っている商品が多いため、いつになっても、現場ではじめて組み立てるアイテムがあります。おかげでいつも新鮮な気持ちで仕事ができるし、組み上がったときのことを想像すると、わくわくもする。
もちろん、手順がわからなくて現場であたふたすることのないように、新商品の説明書はきちんと頭に入れていきます。その積み重ねが、新たな技術の習得につながっていくのです。

ただ、設置する場所で見え方ががらりと変わるため、同じ家具を扱うときでも発見がなくなることはありません。「前回はこうだったから、今度はこの手順を変えてみよう」などと、前回よりも速く組み上げられるよう、工夫を凝らして作業します。
ずっとスキルを伸ばし続けなければならない仕事なので、現場に行くたびわかりやすく経験値が上がるのはうれしいこと。さまざまなブランドやアイテムを取り扱っている、インターオフィスならではの強みです。

お互いがスキルを共有し、支え合って、仕事の質を高める

さまざまな現場に行ってきたけれど、どの現場にも、お客様の想いやこだわりが詰まっています。だからこそ応えたいと思えるし、直接お礼を言われたときの感激はひとしおです。
何度も行くオフィスなどでは、私たちの顔まで覚えていてくださるお客様もいらっしゃるんですよ。そうしたお客様や現場でのコミュニケーションを通じて、人と話すことへの苦手意識もずいぶん改善されてきたように思います。

施工課の雰囲気がすごくいいのも、その理由のひとつです。20~30代の若手が多く、出張先ではみんなで飲みに行くこともあります。ものづくりが好きなメンバーが多いから、昔つくったプラモデルの話で盛り上がったりもして(笑)。そうしたコミュニケーションは、やはり仕事での連携にも反映されると思います。

たとえば事務所では、誰がどの現場に行っても間違いなく仕事が進められるように、状況やノウハウを共有しあいます。話すことがお互いの仕事のブラッシュアップになるし、新たな進め方のアイディアを呼ぶからです。社歴や年齢にかかわらず、経験したことを自分の言葉で伝え、吸収しあう空気は、全体的な仕事の質を上げていきます。
インターオフィスが携わる施工の幅も、これからさらに広がっていくのではないでしょうか。

いままでは他社に外注してきた床の傷の補修や椅子のクリーニングといった作業もできるようになれば、付加価値はもっと高まっていくはず。そうした作業を請け負うための勉強も、少しずつはじめています。そんなふうに自分をアップデートし続けられる環境だからこそ、オンとオフのメリハリをつけて、楽しく仕事と向き合えるんでしょう。自分自身がこの20年間本当に楽しく仕事をしてきたので、あとに続く後輩たちもそうであってほしい。そのためにも僕は、いい仕事をする背中を、もっと見せていかなければなりません。